自分が訪れた数少ない世界自然遺産の一つ、ロイヤル・チトワン国立公園。尋ねた時期は12月で、国立公園内に深く立ち入らなかったため、まだ充分にその真価を味わったとは言えないが、少しだけ紹介。
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ロイヤル・チトワン国立公園は、公園内に幾つかホテルはあるが、ほとんどのホテルは国立公園入り口の町であるソウラハに集中している。今回泊まったのはやはりソウラハのホテル。カトマンドゥからバスで舗装無しの山道を揺られて半日、クタクタで辿り着いたところを、一面の菜の花が迎えてくれた。ここはタライ平原と呼ばれる海抜0m地帯だが、ここからでもヒマールが見えるほどに、冬の大気は澄んでいた。 |
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各ホテルは、それぞれに象を飼っていて、ツアーによっては乗せてくれる。しかし今回は、国立公園の中に入りたかったので、ホテルの象には乗らず、国立公園に入る象に乗せてもらうことにしていた。しかし、象が村中を歩くために道は象の糞だらけでかなり危険な状況。夜は歩けないだろう。 |
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タライのタルー族の元気な子供たち。カメラを向けたら、ポーズをとってくれた。こういう元気な子供たちを見ると、すがすがしい気分になる。 |
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ラプティ川の夕日を眺める犬。川辺でのんびりしながら、夕暮れを待つ、のんびりとした時間に、犬を見つけてさらにのんびりした。夕暮れが美しい。川で漁をしていた人たちも、夕暮れと共に家に帰る。カトマンドゥの喧騒とは離れ心休まる一日の終わり。 |
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川を隔てて、象の飼育センターに小象も何匹かいて、微笑ましい。足を鎖で繋がれている親象と違って、小象は放し飼いにされているので、近くにやってきたりするし、頭を撫でられたりもできる。象の頭には始めて触ったが、禿げていて予想以上にザラザラした乾燥肌であった。 |
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ソウラハ近くで見られた動物の群れ。牛を群れで見かけるときは、大抵寝転がって草を食んでいることが多かったが、こういう風に歩いている(というより駆け足気味だった)のは物珍しかった。。 |
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上と同じく、川を渡る牛たち。自分たちが川を反対向きに船で渡っている間、のんびり眺めてしまった。 |
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タルー族の家は、カトマンドゥの赤レンガの家々とは全く趣の異なる、この土地柄に合った土でできた家である。特徴的なのは、このように壁に手を使って描かれた模様があること。とにかく壁という壁にこういうカラフルな手形が押されている。 |
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このラプティ川の向こうはロイヤル・チトワン国立公園。エレファント・サファリはこの国立公園内のジャングルで行われる。初めて象に乗ったこともエキサイティングだったが、何よりジャングルを象を乗って回るというシチュエーションが童心に返って楽しめた。時期柄、エレファント・グラスは高く、鹿や孔雀などは見れたもののサイなどは見れなかったが、あっという間の1時間で、楽しかった。何より、川を像に乗って渡ったのが楽しかった。 |
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ロイヤル・チトワン公園の地図。東西80km、南北23kmと広大な面積で、今回はちょっとその入り口を覗いたに過ぎない。次に来るときには、国立公園内に深く立ち入り、Tiger Tops などの自然を満喫するホテルに泊まるのも面白いかもしれない。 |
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野生の孔雀。首を曲げたり、立てたり、間近で見ることができた。この他にも朝にバードウォッチングをする機会があり、様々な種類の鳥を見ることができたのは良かった。ロイヤル・チトワン公園は、鳥類の宝庫でもあるそうだ。 |
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朝靄(もや)の太陽。 |
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