データベースコア技術研究開発拠点

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平成28年1月4日から始まりました本プロジェクトは、平成29年1月4日をもって終了となりました。本プログラムにご支援いただいた皆様、誠にありがとうございました。

エネルギー・環境新技術先導プログラム

我が国が、2050年にエネルギーを起源とする温室効果ガスの半減など、エネルギー・環境分野の中長期的な課題を解決していくためには、従来の発想によらない革新的な技術の開発や新しいシステムの構築が必要です。

本事業では、省エネルギー・新エネルギー・CO2 削減等のエネルギー・環境分野において、2030年以降の実用化を見据えた革新的な技術・システムの先導研究を産学連携の体制で実施します。これにより、革新的な技術の原石を発掘し、将来の国家プロジェクト化への道筋をつけることを目指しています。

IoT社会に向けたコンピューティング・システム技術の開発
【革新的な省エネルギー型データベース問合せコンパイラの研究開発】

国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO※)において、平成27年度「エネルギー・環境新技術先導プログラム」の第2回公募が実施され、平成28年1月4日に「革新的な超省エネルギー型ビッグデータ基盤の研究開発」が採択され、委託予定先として東京大学と日立製作所が決定されました。

※New Energy and Industrial Technology Development Organization

現在、「革新的な省エネルギー型データベース問合せコンパイラの研究開発」を推進中です。

研究開発の背景

多くの産業でビッグデータの戦略的利活用が競争上の生命線と捉えられるようになってきています。データセンタでは、ストレージを中心とする莫大なIT資源を投入し続けることにより、処理キャパシティを強化する傾向が見られており、これに伴い、データセンタが消費するエネルギーが著しいペースで増大を続けています。しかしながら、このままのペースでデータセンタがエネルギー消費を増大し続けることは現実的ではなく、サステイナブルかつ強力な処理キャパシティを備えたエネルギー効率性の高いデータセンタを実現するための革新的な技術の創出は、極めて重要な課題であると言えます。

研究開発項目

  1. 省エネルギー型データベース問合せコンパイラ技術の開発
  2. データベースシステム性能・消費電力統合測定技術の開発

研究開発の内容と目標

これまでのデータベースソフトウェア(ビッグデータの管理・処理に於いて中心的な役割を果たすソフトウェア)は、有限の資源の下で、問合せ実行に掛かる時間を最小化することを指向していました。これに対して、本研究開発では、問合せ 実行に掛かる消費エネルギーを考慮する新たな問合せ実行計画の生成技術(省エネルギー型データベース問合せコンパイラ技術)の確立を目指します。当該技術により、問合せ実行に必要な消費エネルギーを最小化する、あるいは、問合せ実行時の最大消費電力を抑制するといった、従来は不可能であったソフトウェアアプローチによるIT基盤の省エネルギー制御の道を切り拓きます。

 

省エネルギー型データベース問合せコンパイラ

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関連リンク

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
エネルギー・環境新技術先導プログラム

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
平成27年度 第2回公募に係る実施体制の決定について

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お問合せ(喜連川研究室) | 東京大学